DTPエキスパート

評価につながるDTPエキスパート

DTPエキスパートとは、DTPエキスパート認証試験のことです。

認証?と思ってしまう人もおられるでしょうが、認証というのは実力の評価だと思ってください。
検定試験と同じで、試験名というのは自由に定められているので、DTPエキスパート認証試験という名称になっているだけです。

DTPエキスパートで実力が認証されると、DTPエキスパートの資格を有している人として評価されるようになります。
これにより個人でDTP事業を営むこともできれば、会社などでDTPに携わることができるようになります。

DTPとは、チラシなど広告に関する技術、知識を主に言います。
チラシを完成させるまでの工程には、プラン(企画)、デザイン(作成)、エディタ(構成)、印刷・・・という工程が存在します。

ですが、DTPエキスパートとして勤務する場合は、これらについて理解していないといけません。
というのも、最初のプランを任される存在がDTPエキスパートだからです。
プランが始動とならないと、基本的にデザイン、エディタなどはなにもできないままとなってしまいます。

すると、最終の工程である印刷まで進まなくなってしまい、仕事を引き受けている側としては責任問題となってしまうのです。

このような問題点が存在するので、DTPにはエキスパートと通常の作業を担当する人で構成される仕組みが存在します。
それと、DTPエキスパートは良い印刷物を作れる人という評価も受けますので、良い印刷物の特徴を知っていないといけません。

そのような仕組みになっているので、一度、DTPエキスパートを取得されても更新試験と言われている試験を受ける必要があります。
年を追うごとにデザイン技術、もしくはデザインに対する需要は変化してきますので、技術的なこと以外に感性が磨かれているかどうかも、DTPエキスパートは求められるのです。

DTPエキスパートの仕事内容

DTPエキスパートの仕事内容ですが、基本的な仕事はプランを練っていくことです。

例えば、依頼人との交渉は営業の仕事ではありません。
営業と同行することで、どのようなDTPエキスパートがDTPを担当するのか明らかにし、その後、営業が中心となって営業が進んでいくのです。
つまり、プレゼンテーション技術が高い人ほど、DTPエキスパートとしても有能であると扱われます。
このような特徴があるのですが、仕事の交渉が終わってからはDTP一本で仕事が進んでいきます。

時折、DTPの進捗状況を聞かれることもありますが、全体の作業においてはその回数も少ないので、ほとんどの仕事は営業後のDTP、それとDTPを担当している人に対する指示となります。