栄養士とは、食事や栄養に関する専門的な知識や技術を持ち、人々の健康や生活の向上に貢献する職業です。

栄養士になるには・管理栄養士との違いについて

栄養士は、管理栄養士という資格を持つ人と区別されます。管理栄養士は、厚生労働省が定める試験に合格した人で、医療機関や学校などで栄養管理や指導を行うことができます。
一方、栄養士は、国家試験に合格する必要はありませんが、専門学校や大学で一定の教育を受けた人で、食品会社や福祉施設などで食事の提供や指導を行うことができます。

栄養士の仕事内容

栄養士の具体的なお仕事は、様々な場面で活躍しています。
食品会社では、商品の開発や品質管理、栄養表示や広報などに携わります。
福祉施設では、高齢者や障害者などの特別な栄養ニーズに応える食事の提供や指導。
保育園や幼稚園では、子どもたちの成長に必要なバランスの良い食事の作成や教育を行います。
学生寮や社員寮では、利用者に喜ばれるおいしくて飽きない食事の提供と同時に、生活習慣病の予防、健康管理を行う役割を担っています。
また、自分で開業して、個人や企業向けに栄養相談やセミナーを行うことも可能です。

栄養士の主な就職先

栄養士の主な就職先は、食品会社や福祉施設が多いですが、他にも様々な分野で需要があります。
スポーツジムやフィットネスクラブでは、運動と栄養の関係についてアドバイスを行います。
メディアや出版社では、雑誌やテレビなどで栄養に関する情報を発信。
旅行会社やホテルでは、観光客や宿泊客の食事の満足度を高めるためにメニューの企画や監修を行います。
これらの就職先では、管理栄養士と同じくらいの給与水準が期待できるでしょう。

栄養士の収入について

栄養士の年齢別平均収入の推移をみると、20代後半で314.6万円、30代で350.3万円、40代後半で418.6万円と年齢を重ねるごとに上昇していく傾向にあります。
また、施設の規模が大きくなっても収入の差はあまりなく平均年収は微増という結果でした。
やはり管理栄養士のほうが高く設定されており、平均月収の場合、5,000円～1万円高めになります。
年収アップを目指すなら管理栄養士へのステップアップを目指しましょう。