1. >
  2. >
  3. ケアマネジャー

ケアマネジャー

ケアマネージャーとは

現在、日本全国で介護をになう人材の確保に悩まされています。
介護制度の運用がはじまってから既にかなりの年月が経ちましたが、いまだに試行錯誤の日々が続いているというのが、現状といえます。

しかし現在の日本では、高齢化社会を迎え、介護に携わる人の需要は高まるとされ、その人手不足も深刻です。
この介護に携わる人の待遇は、少しずつ改善傾向にあるというものの、実際の現場では、ケアマネジャーをはじめ多くの関係者がより一層の賃金水準を含めた労働環境の改善を求めているとされています。

問題点

ケアマネジャーとは指定の資格保有者であり、実務経験を5年以上積んだ人が、年に一度行われる試験を受け、その試験に合格した人に与えられる公的資格です。
近年では、高齢化社会の影響もあり、その存在感は大きなものになっています。
仕事を求めればいくらでも紹介されるというほどであり、人手不足からもともとハードな業務が、さらにハードになってしまうという悪循環に陥っているところも少なくありません。

しかしこれだけ有用な資格を保持しながらも、その勤務の過酷さから現場を去っていく人も後を絶たず、大きな課題となっています。
この課題には、政府の関係省庁も取り組むべく、日々さまざまな対策を模索しているようです。

これだけの大きな課題を抱えた、介護の現場でも、実際の現場に奮闘しながら、その改革を待っているといいます。
介護現場での取り組みは、人々の関心事になっており、テレビなどでも、特集を組むなどしてその現状を紹介しています。
ある解説員の話では、今後も介護の現場では厳しい状況が続くことが予想されるので、外国人やシニア世代の人を活用するなどの対策が必要だと考えているのだそうです。

介護の現場にも需要

ある建設会社によれば、近年受注する仕事の多くに介護施設や老人ホームの建設があるといいます。
子供の数の激減により、廃校になったあと地に、老人施設が建てられるという今の日本の姿を象徴するような動きも現実に起こっているのです。

この介護に関する需要を取り込もうと、外食産業関連業者や運送業界、弁当販売業者などさまざまな業界が垣根を越えて参入を表明しています。
もはや、高齢者が消費の中心になろうとしているといっても過言ではありません。
ケアマネジャーをはじめ、介護をになう人が介護を必要とする人にとっては、家族よりも近い存在になろうとしています。
まずは、介護報酬のあり方を根底から見直し、多くの人々がこぞって介護の現場に職を求めるような体制づくりが必要だといえるでしょう。